クンニが好きならば純然たる「舌」製品は避けて通れません。前回はペニスの生感をレビューしましたので、本日は舌をリアルにかたどったローター「べろりんちょ」をお届けいたします。

とても淫らな見た目とタイトルが情欲をそそるデザインです。パッケージに女性らしき口元から妖怪のような長舌がまさにべろりんちょしている写真が載っているのですが、製品自体は通常の舌サイズです。やや誇張された演出ですが、化け物に舐められるシチュエーションを連想させ、かつ「これはオモチャだよ」と笑わせてもくれる演出でございます。
気持ち悪いものを気持ち悪いまま、それどころではなくむしろ誇張して販売されるトアミさんの心意気が素敵です。

舌の質感
これは……!サイズや色味、舌のざらざらとした表面の凹凸などはとてもリアルに近いです……が、がっ、それだけに惜しく思います、見た目に反してまあまあ硬いのです。あまり気負いすぎず、オモシログッズとして気軽に向き合うのがベターかと存じます。
とはいえ、質感はゴムならではの良いところも。肌にすこ〜しだけペトつく感じはリアルな舌とは違うにしろ淫靡な触り心地です。
そもそも、リアルな舌は唾液をまとっています。いくら弾力や触り心地にリアルを追求しても、オモチャ自らが潤滑液を分泌しない限り、本物の舌には決して近づけない領域があるのかもしれません。
柔らかさ:LV.6
Let’s プレイ
祈りましょう。
◾️STEP 1:素の舌でレロんちょ
このオモチャにはローター機能が付いており、どちらかというとそちらがメインのようです。が、せっかくのこの造形。まずは味付け無しで、クリトリスにていただきたいと思います。
……
…………
………………え、無。
無です。
まさか、わたくしレビュー3回目なのにもう何も感じなくなってしまったのでしょうか? いえいえそんなまさか、前回はあんなにも危うく乱れかけましたから、そんなことはないはずです。
やや焦りを感じつつ、何度かレロレロと陰唇からクリトリスを上下に舐めさせてみて、ようやく分かりました。アンダーヘアです。アンダーヘアが邪魔をして、クリトリスに直に当てられないのです。これでは折角の素材を生身で味わうことができません。「STEP:0」からやり直しでございます。
◾️STEP 0:剃毛

「無くす」作業をしていると自然と疑問が湧いてくるもので、アンダーヘアの役割をグーグルに聞いてみたのですが「性行の際に摩擦を防ぐ」こともその一部でございました。「ヘアがない方が感じやすくなる」とまことしやかには聞いていましたが、まことなのですね。

外性器との摩擦による痛みなどを軽減してくれるということなのでしょうが、アンダーヘアは単純に外部と性器の薄い障壁の役割をしてくれているのだと思います(わたくしの意見です)。それは安全を担保する一方で、感度も妨げてしまっている時があるのかもしれないと感じるところでございます。安全は何よりも大切なのですけれども。
さて、剃毛が終わりましたので仕切り直しでございます!
◾️STEP 1(take 2):素の舌でレロんちょ
ではでは、ペトつく舌を、クリトリスにて、頂戴します。
先ほどと同じように陰唇からクリトリスにかけて上下にレロっと手で動かし、その肌触りに感じ入ってみます。が、やはりこのノリのようなペトつきでは滑るように舐めてはくれません。わたくしはお風呂で湯船に浸かりながら舐めさせたのですが、ローションを塗布しない限り、本物の舌によるクンニを錯覚することは難しそうです。
ローション、持ってないのですよね……。あ、それでも剃毛の甲斐あって、ヘアを挟まず直に触れていただいた方がやはり感じやすいように思います。
◾️STEP 2:ローターの振動をON
「べろりんちょ」は舌をかたどったローター。ですが、機能的には振動するだけで、例えば舌先がチロチロと動いたり、べろんと舐める動きを自動でするわけではございません。逆に言えば、本物の舌には絶対にできない振動数で震えることができます。
これはもうわたくしのワガママでしかないのですが、振動は気持ち良いのですが、振動によって素材感が失われてしまうのです。
振動は弱くなく、強すぎることもなく、またその強弱を波打つように行き来する振動パターンが7つあります。普通のローターとしては充分の機能でございます。お値段も3000円以下の低コスト。わたくしは今回専門店で購入したのですが、ネットでは1000円代で買えるようです。(リンクは下部に貼っております)
価格と機能で他商品と比べて考えますと、とても良心的なオモチャでございます。
◾️STEP3:折角なので耳やニップルなどにも……♡
折角こんなにも見た目を舌に寄せてくださっているのですから、普段から舐めてほしいと思っている場所全てを舐めていただきたいと思います。
振動をつけたまま、耳に。これが思いの外、ビクッといたします。ベト、ジト…ベト……、というペトつきの引っかかりが不気味な妖怪のしたたりとなって、直接脳に訴えかけてくるようです。前述まではこの素材感を正直「恐るるに足らず」と判断していた為に、こんなので感じてしまう自分が余計に情けなくなってしまいます。
振動音も耳に近づけたところで気がそがれるほどの音量ではありません。というかむしろ、むしろですね、鼓膜に近づけば近づくほど、押しつけるほどに振動音はわたくしの雑魚感度を責め立てるように大きく耳に響くのです。
大きな音って人を萎縮させますでしょう。それと同じでございます。「音に責められる」。オモチャが「舌」をかたどっているだけに、誰かに耳元で威圧的に言葉責めされている情景まで浮かべることが可能でございました。
見た目の情報って本当に大切なのでございますね。
事後報告
リアルすぎる快感を求めると期待はずれと思うかもしれませんが、かといって侮っていると足元(耳元)をすくわれます。ローターとしての役割はきちんと果たしてくださるので、クリトリスでイキたい方の欲望には最低限以上、応えられると存じます。
本物の舌と比べた時、この舌は「力んで尖らせた舌」に酷似しております。これはわたくしとしてはとても好印象でございます。舌先がとんがっているので当てどころを集中させやすく、快感が散らかってしまうことなく刺激を楽しめるかと存じます。
ヴァギナ内部への使用もできなくはありませんが、先に申しましたとおりべろべろと舐める動きをさせるのは手作業になりますので、ヴァギナ内部を舐め尽くされるというプレイは難しそうでございます。「中に舌を挿入される」このイメージだけでも淫心を誘われますが♡。
今回の学びは
“尊重は警戒心であり、侮りは許しである。”
これに尽きます。
冷静度:★★★★★
購入元はこちら▼
解脱(※苦手な方は回れ右※)


余談
わたくし今回はめずらしく、俗世のアダルトグッズ専門店(実店舗)で買い求めたのですが、舌のおもちゃなどネットで探せばいくらでも出てくるのですから、店頭でも同じでしょうとタカを括っておりました。しかしこれが大誤算でして、バイブや吸引は咲き乱れんばかりに取り揃えてあるのに、「舌のみ」のオモチャが見当たらないのです……!
1件目は本当に1つも置いておらず、2件目のお店の片隅にようやく見つけたのが今回の「べろりんちょ」でございました。「舌」もしかすると人気ではないのでしょうか?それとも店舗で買う層ネットで買う層は全く違うなど、計り知れぬ事情があるのでしょうか?わたくしとしては、実店舗での「舌」の流通量がもっと増えることを願わずにはいられません。
【本日の絵画】
作者不明〈ガゼット・デュ・ボン〉
